2012-01-01から1年間の記事一覧

はな吉兆

11月10日から八回にわたりましての 日本料理文化博覧会関連の記事をご覧いただきましてありがとうございました おん礼を申し上げます 博覧会へは泊りがけで参りました ウイークディでもございましたので京の友人達にご迷惑がかかりませんよう また 私も好き…

西陣 と 懐石

皆様 ごらんの懐石の品々は西陣天㐂さんが 京都で開かれました「日本料理文化博覧会」にご出展されたお料理の一部です 大阪の懐石は京都の流れを汲んでおります 私の住む大阪のお料理の源の京懐石が 一堂で拝見できるとお聞き致しまして 私は京都にまいりま…

熊手で集める京の秋  日本料理文化博覧会

皆様 写真一番上は お料理最初の前菜 秋のお色をお選びで その秋のお色と秋の幸をかき集める熊手演出 秋のお色を召上れ と語りかける京懐石の前菜です 私はただ今少々ではございますけれど 食について学んでおりまして ごらんの前菜に選ばれておりますいくつ…

日本料理文化博覧会  裏千家のお点前

日本料理文化博覧会の会場 八坂倶楽部で裏千家によるお点前がございました 京懐石展示と同じ会場内の一部屋で です 私は 京都下京区の西本願寺で開かれましたユネスコ親善大使をお勤めの 茶道裏千家の前家元 千玄室大宗匠のご講演に伺いたく 申し込みをして…

和食の世界無形文化遺産  京の細工料理

京都府が日本の食文化展示会場で掲げましたポスター 写真一番下 写真文字が小さくなりまして読みづらいと思いますので私が書き直しました 以下原文通り ポスターのタイトルは「和食の世界無形文化遺産」 「和食の世界無形文化遺産」 京都府では平成23年度か…

京料理の流れ  伝統と格式の京懐石

写真一番上は日本料理文化博覧会場で掲げられましたポスター 趣旨は「京料理の流れ」 写真文字小さく 読みづらい状態でございますので私が書き直しました 以下原文のままです 京料理の流れ 京料理は平安京から始まる 奈良から平安へ国の制度が整うにつれ 京…

本膳 会席 懐石

和食は 本膳料理 会席料理 懐石料理 に分けられとお料理の教室で知りました 数回のお話を簡単にまとめますと 本膳料理は 海のもの 山のもの 野のもの 里のもの の順に供される式正(しきしょう)のお料理で 幕府が大名たちに指示し 室町時代に細かく決められた…

宮廷料理の流れを汲む 西陣魚新さん

ごらんの写真は 日本料理文化博覧会で 西陣魚新さんがご披露されたお料理の一部です 西陣魚新さんは昔 *御所や宮殿でのお祝のお料理全般をつかさどられた老舗の料亭 今も盛りつけや器に 当時のお料理の名残を残されておられます これら宮廷料理は 有職料理(…

せんだつが残された和食文化

日本料理の文化博覧会が11月5日から11日まで京都で開かれております これは日本政府が和食を無形文化遺産としてユネスコへ登録申請しておりますことへの 後押しの一環の一つです 私は京都八坂倶楽部で開かれました食文化展示会に参りました 主催は 日本料理…

大阪の夜景 つながり

みなさま 先回の投稿に続きまして 写真上は大阪のビズネス中心地から観る西方面です 写真の上部 奥の左に見えます小さく丸いミドリは 大阪天保山ハーバービレッジの大観覧車 回転輪直径 地上高とも世界最大級です その後ろ かすかにごらんいただけます高いビ…

大阪の夜景 街のあかり

ごらんの写真上は大阪NHKや大阪府警察本部 国立大阪病院などがございます谷町あたり 本町と呼ばれる大阪のビズネス街からは東の方面になりますでしょうか 阪神高速東大阪線が生駒山へと延びています 東大阪線は大阪市から東大阪市の第二阪奈道路への路線で …

苦み

ごらんの一品はお料理の流れのなかの 焼物 焼く直前まで泳がせておりました琵琶湖のアユは 頭から尾までいただけるアユ本来のお味いきる塩焼きです 今までお聞き致しましたことがない 興味深いアユのお話を伺いました 天然のアユは色々な別名で呼ばれますけ…

流れる水 大阪の夜景

琵琶湖から流れ出る水は瀬田川と呼ばれます 瀬田川はやがて京都に入り宇治あたりで宇治川と名前を変え 山崎の天王山で 丹波からの桂川 伊賀山中から流れる木津川と合流 大阪平野を目指し流れ続けます 山崎は秀吉が光秀を倒したところ また利休が茶室を作った…

よしもと100周年 大阪の夜景

お笑いの総合商社 吉本が今年創業100周年を迎えています 6月の公演は吉本百年物語 月替わり特別記念公演です ごらんの写真は大阪ナンバの吉本興業 大阪本部 ずっと長く大阪らしい構えでございましたけれど その大阪らしさは取り払われ 今年2012年4月リニュ―…

科学者のレシピ

ひたすら ひたすら ひたすら ひたすら いっしゅんたりとも手を休めず33分間 ひたすら かきまわし続けます 約68℃低温フッ素加工フライパンにシリコンのへら ヘラがフライパンの底に平均に当たるように そして 食材がむらなくトロトロになるようかき混ぜ続けま…

タコやき 大阪の夜景

ごらんのタコ お店は大阪のこなもん たこやき くくる 道頓堀本店です かなり以前になってしまいましたけれど 2010年5月から半年間 上海で開かれました上海国際博覧会で掲げる5mのタコを持参 くくるも出店致しました 出店で月100万円の売り上げを目指しておら…

茶そば

おそばの起源につきましてはいろいろあるようです 一説でございますけれど日本では縄文時代既に「そば餅」のような形で食されていたようで それが江戸時代中期に麺状になり大流行 現在に至っているとのことです 茶そばはそば粉に抹茶を混ぜましてうつおそば…

酒盗

みなさま 酒盗はご存じでいらっしゃると思います カツオのわたの塩辛でございますね 酒盗は盗んでしまうほど美味しい のでそう呼ばれるとか その酒盗にお水を加え裏ごし 水気をきります そしてお酒やお出し 薄口醤油を加えまして火にかけ 酒盗がとけましたら…

奇数

ごらんの炊合せ 炊合せはお肉や旬のお魚 お野菜などが持つ特性を活かすよう別々に煮炊き それらを器に三種以上の奇数で盛りあわせるお料理で通常ふた付きの器が使われます 初夏の炊合せは冷やされましたガラスの器 器はあまり大きくはなくふた付きでもござい…

初夏

ジュンサイは初夏のかおり 初夏をつれてきてくれます それは梅雨前にひろがるさわやかで貴重なせいぜい2週間です 実習でございますのでジュンサイは不揃い 上質のジュンサイでないかもしれませんけれど割烹などでお使いの小さいジュンサイより 少し大きいほ…

ツタンカーメン展

大阪のTUT展 ツタンカーメン正式表記は Tut-ankh-amen ツタンカーメン展は間もなく6月3日に終わります 噂では入場までに2時間半とか3時間待ち 週末の混雑を避け皆さん揃わなかったのですけれど行ける人たちだけで 先日 ウイークデイに行ってまいりました み…

サクラマスの不思議

ごらんの一品は焼物 投稿が少なくとも1か月以上遅くなりましたけれど 旬の食材が取りあわせられています 桜鱒のお話を伺いました 皆様ご存じでございましたらごめんなさい 私だけかもしれませんけれど 初めてお聞きするサクラマスの習性は面白いと思いました…

春はうすい豆色にも染めまして

ほんのり甘い春のうすい豆 サクラが散りましたあとは 柔らかく薄い緑の新緑の世界 食もその新緑と同じ うすい豆色に染められます 豆を取り出し空気に触れないよう直ちにお水の中に入れてしまうほどの気配り 旬になりましてからではお豆が少し硬いとか 旬前の…

今こそ 大阪の夜景

東京証券取引所と大阪証券取引所が経営統合を発表されています ごらんの写真は大阪北浜にございます夜の大阪証券取引所本館 ずいぶん長い統合交渉であったように私には思えます 交渉途中の3.11 それでも世界の証券取引所が合併の傾向にある中 合併決定までの…

春うらら 桜蒸し

春の陽気にふさわしい「桜蒸し」 ごらんのひと品は炊き合わせでございますのでふた付きです 桜蒸しでございますけれど 大阪藤井寺市の道明寺で作られる道明寺粉を使うお料理 その道明寺粉はごらんのように桜色に染められています 道明寺粉とは 糯(もちごめ)…

大阪のサクラ

今年2012年の 造幣局サクラの通り抜けが始まりました 4月17日から23日までの1週間です この通り抜けにつきましては メディア等を通じてみなさま既にご存じでございましょう それら以外の 一般にあまり知られていないお話を造幣局の広報でお聞きいたしました …

ツタンカーメン展 大阪の夜景

ツタンカーメン展 黄金の秘宝と少年王の真実 が大阪で開かれています うわさでございますけれど入館は2時間から2時間半待ち 処は大阪天保山特設ギャラリーです 以前のサントリミュージアムでございまして ミュージアムは2010年の秋閉館され 建物は大阪市に…

シラスのおはなし

お料理の最後のデザートの前にいただくごはん ごらんいただいておりますのは 釜あげしらす茶漬けです そのシラスでございますけれどシラスはタイやマグロのようなお魚の名前ではございません シラスとは小さいお魚 稚魚の意味でございましてそのシラスの殆ど…

漢字は正直

筍は竹かんむりに旬 旬とは10日 10日間の意 筍は掘られた後も成長を続け10日で竹になってしまうほどの力を持つ を意味するようで そこから筍は竹かんむりに旬 ごらんのひと品は 山城筍の若筍煮 山城筍は 京都山城地方の竹林で朝掘りの白子筍とよばれる筍で旬…

お米と斗

みなさま お料理の「料」でございますけれど 料の漢字は「米」と「斗」から成り立ちます お米を「斗」する 「斗」は物や物事をとり計る(はかる)の意 昔 お米は食材の中心でございましてそれを美味しくとりはからうことが料 いわゆる大阪の「あんじょうやって…