土瓶蒸し

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先週は土瓶蒸しの土瓶を投稿させていただきました
その土瓶蒸しの主役はマツタケでございますけれど
蓋をとりましたマツタケのお碗は8月27日 ここで既に投稿済みです

お碗の中のマツタケは申し上げましたように ごらんいただいておりますけれど
マツタケ関連の投稿は今年最後かも 等と考えまして
土瓶蒸しの土瓶を 小さいコンデジで再び撮ってみました
先日 大阪ミナミの割烹で椀物としていただきました土瓶蒸しです

ごらんの土瓶の蓋をとりますと マツタケ
そしてマツタケの薫りをそがないような香り少ない 車海老真丈 鱧 新銀杏 三つ葉
小さく数個に丸められた 車海老真丈は赤と白の美しいお色
京の蹴上毬に似たかわいい真丈です




私が通いますお料理校の講師は
国内マツタケの収穫量は年々減少していると 嘆くように話されます

減少とのお話しでございますけれど数量的にはどのような減少なのでしょう
お忙しい講師の方にお尋ねいたしますのは何となく気がひけ

考えまして 林野庁に国内マツタケの近年生産量をお尋ねすることにいたしました
林野庁 林政部経営課特用林産対策室 特用林産企画所属のお二人がお答えくださいました

いただきました回答は A4サイズで約30ページ
以下すべて 回答からの抜粋です

マツタケの国内生産 速報値です
平成24年マツタケ生産量につきましては集計中ですけれど前年比減少です
ただ平成25年9月11日時点での速報値は約16トンで
確報値につきましては10月下旬に公表の予定です



マツタケ国内生産量等 (4捨5入)
平成20年国内生産量 71トン
同年輸入量 1,320トン

平成21年国内生産量 24トン
同年輸入量 1,597トン

平成22年国内生産量 140トン
同年輸入量 2,044トン

平成23年国内生産量 36トン
同年輸入量 1,215トン



◆国内マツタケの 圓△燭蠅留濂然  東京都中央卸売市場年平均価格
昭和40年 1,591円
昭和50年 8,413円
昭和60年 15,076円
平成19年 40,228円
平成20年 40,956円
平成21年 30,862円



マツタケ都道府県別生産量もゼロを含めまして詳しくご回答いただいております
抜粋です

◆平成17年 広島県が最高の9,2トン
ついで岩手県の6,6トン
そして長野県の5,0トン
東京大阪ともにゼロ

平成18年
長野県 26,9トン
岡山県 10,7トン
広島県 7,5トン
岩手県 4,0トン

平成19年
長野県 26,1トン
広島県 6,2トン
岩手県 4,8トン

平成20年
長野県 34,5トン
岡山県 10,4トン
広島県 6,0トン
岩手県 4,2トン
大阪府 0,1トン

平成21年
長野県 7,1トン
岩手県 4,3トン
京都府 2,4トン
岡山県 2,3トン
広島県 1,4トン

平成22年
長野県 85,1トン
岩手県 27,7トン
石川県 6,5トン
和歌山県 3,4トン
広島県 2,7トン
岡山県 2,1トン

平成23年
長野県 13,9トン
岩手県 5,4トン
和歌山県 2,9トン
岡山県 2,7トン
広島県 1,6トンン
京都府 1,6トン
高知県 1,5トン






皆様  林野庁からの回答抜粋が多すぎたでしょうか
多分に抜粋多すぎ 結果投稿文が長くなりまして申し訳なく存じます
林野庁が話される通り 国内マツタケの収穫量は年々減少でございますね

年々の減少で次世代への マツタケの薫りの伝承などはどうなるのでしょう
気がかりと申しますよりその推移は興味深いです