おなじみさん 常連さん

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少し前になりますけれど 4月28日GW前半の日曜日
友人達と開業されたばかりの グランフロント大阪にまいりました
あまりの人の多さに友人たちと はぐれないようにするのが精いっぱい
お買い物やお食事は望むべくもないような混みようです

致し方なく大阪心斎橋でお食事をすることになりました
時々伺います殆どの割烹店の日曜祭日はお休み
1店だけ開けておられましたのでそちらへ

暦ではまだ4月でございますのに 割烹ではすでに*水無月のお献立
ご覧の写真はそこでいただきました懐石のひと品
牛しゃぶお肉の せいろ蒸しです
神戸牛の霜降りお肉でお野菜を包みそれを蒸し 少し脂を落としました健康仕上げ

蒸籠は熱々
チリ酢でいただきます



グランフロントから大阪ミナミの心斎橋に移動しながら思いました
割烹は日曜日お店を開けておられても 一見さんは難しいとお聞きしております
私が予約をいただけましたのは単なる幸運
私に「おなじみさん」「常連さん」のような存在感があるわけではないのです

「おなじみさん」「常連さん」とは何でしょうと道すがら考え後日色々な方にお尋ねしました
「おなじみさん」「常連さん」は同じでしょ 「そのお店によく行くお客」じゃない ?
が殆どの客側のご返事です

それでは「おなじみさん」「定連さん」になる決まりは何でしょう
この質問は客側だけが客自身を「おなじみさん」や「定連さん」と思い込むのは
あまり賢い納得ではないような気が致しまして
こちらも後日ですけれど 心やすい割烹店の女将さんにお尋ねしました
判断はあくまで割烹店側がお客を「おなじみさん」「定連さん」とする
ゆるい決まりのようなものです

女将さんのお話しです

特別な場合を除き 基本的には回数かもしれませんね
ただ回数だけでなくある程度の期間通われ続けることが良いような気がしますよ
勿論お支払いが高額なことにこしたことはないでしょうけれど
少額でも お客様次第で「おなじみさん」「定連さん」になると思います

別のお店では次のようなお話も伺いました
「おなじみさん」と「定連さん」は少し違うかもしれません
「定連さん」としての定まりはいつもお顔をだされるお客
「いつもの~」の一言だけで注文が通るようなお客
そしてお店へ通ってくださる頻度や通われた期間
また店の主人と家族のように心やすい会話が気軽に交わせること
中々入らない珍しい食材が手に入ればお店から連絡するようなお客 でしょうか

お店の女将さんは私だけの意見かもしれませんが
とお断りされながらも次のようにつけ加えられました

「おなじみさん」は
「定連さん」と同じようにひいきにしてくださるお客様であることにかわりはないけれど
「おなじみさん」はどうしても「定連さん」と少し違うような気がします

うまく言い表わせませんが
「おなじみさん」には「定連さん」のように気軽にお声をかけかけられないのです
良い意味での気安さを避けるような雰囲気が「おなじみさん」にはあるのですよ
私共は必要な時以外そっとしております

「おなじみさん」「定連さん」が少し違いましても
ひいき客として おおむね重なり合うところが多いようです





皆様はいかがでしょう
お店から「おなじみさん」「定連さん」として接されるような
行きつけで お顔のきく そして少々の無理もきいてくださるような
親しいお店を何店かお持ちでございましょうか
お持ちでございますと何かのときお役にたつかもしれませんね



本日はお料理を離れまして割烹店での
「おなじみさん」「定連さん」のお話しを
させていただきました






*お料理教室でお話しがございました水無月
それは 漢字から受けるような感じの「お水の無い月」ではないとのことで
「無」は昔「の」の意味であったとか
つまり6月は「お水の月」で田や畑にお水をはる月のことのようです