春の懐石

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朝夕いまだ寒い大阪
それでもお献立はすっかり春です

ただ今私 懐石料理教室に通っておりますけれど
お料理上達に欠かせない1つは 美味しい懐石を頂くことではないかと思います
そこには いく重にも手間がかけられた気づかいの世界があります
美しい広がりです

日本料理のお献立の表現や 使われる漢字が美しい
書きとめておきたいと思います

店内は春のはなやかな柔らかい空気  頂きましたのは 春の懐石
食材や彩りに 春の息吹きが見られます


先付   新筍木の芽味噌掛け
     車海老 貝柱 独活 花弁百合根

煮物椀  蛤真丈椀
     若布 椎茸酒蒸し 梅人参 大根 鶯菜 松葉柚子

向付   神戸牛たたき造り
     レッドオニオン ラディシュ クレソン 卸し生姜 ニンニクチップ ポン酢

炊合せ  海老芋含め煮 慈姑オランダ煮 蕪霙餡掛け
     帆立貝黄味煮 南瓜含め煮 京人参香梅煮 うすい豆

焼物   ノルウェーサーモン西京焼
     黒豆松葉刺し 菜の花辛子和え はじかみ生姜

強肴   氷見の鰤と淀大根煮
     針生姜 白髪葱 柚子

ご飯   うすい豆ご飯
     花弁百合根

香の物  大根漬 任生菜 柴葉漬

水菓子  伊予柑のゼリー寄せ
     カスタードクリーム 柘榴 ミント



ご覧の写真上はお献立の中の 焼き物  そして写真下は先付

大阪は くい倒れといわれるほど 食が競いあう街です
懐石料理とてくい倒れの1つ 私が頂きますのはその範囲内で質素な懐石です
質素でも 懐石がお客様に伝えたいお料理の心は ひと品ひと品に美しく添えられています

ただ残念でございますけれど 今回もご飯の粒々がきれいに粒々と撮れていません
お料理の写真撮りは はるかな道ですけれど
どなたも難しいと仰るお料理撮りは良いお勉強の機会
急げないことは理解致しております  少しづつ頑張りたいと思います





2011年の
春です