金糸 その後

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みなさま
先回 2016年 2月2日に 私が投稿致しました「金糸」
私はかなりいい加減な性格でございまして 一部の方が仰るような
執念や 強い意志などを持ちましてイトヨリの金糸が1本でございますことに
興味を示しておりますわけではございません

私は単に 「なんでも知りたい病」 なのでしょう
その 知りたい性格ゆえでしょうか
私の投稿はいつも長すぎてお忙しいみなさまには申し訳なく思っております

みなさま
本日はイトヨリの金糸につきまして
静岡県東海大学海洋科学博物館からのご返事とは 違うご意見を
頂戴申し上げましたので 中間のご報告になりますけれど
ご紹介申し上げたく存じます





先回 イトヨリの金糸につきましては 私の投稿で申し上げましたように
決定的なことはわかりませんでした

けれども私のお仕事先の方が私に
近畿大学の水産生物学研究室の教授先生をご紹介下さいました
私は近大にご連絡  今までと同じお尋ねをさせていただきました





From:chii3829@yahoo.co.jp
To:○○○@nara.kindai.ac.jp
2016/2/28, Sun 16:53

初めまして
私は大阪に住みます ちいと申します

私はただ今 懐石料理を学んでおりまして色々なお魚を捌いております
イトヨリを捌きます時 尾びれの先の美しく長い金糸につきまして
長年私は不思議に思い続けております

金糸は1本でございます
もし2本でございますとイトヨリが海の中で泳ぐとき
バランスが より良いように思うのでございますけれど
なぜイトヨリの尾びれの先の金糸は1本なのでございましょう

教授先生
このことにつきましては すでに農林水産省にお尋ねいたしました
農林水産省
「私どもで調べましたけれど私どもではわかりません」 とおっしゃって
静岡県東海大学海洋科学博物館をご紹介下さり E-mailも下さいました

私はE-mail先の東海大学海洋学博物館にお尋ね申し上げました
そして学芸員の○○さまからご返事をいただきました

○○さまは 推測でしかありませんけれど と前置きされて
多分もう1本の金糸は
イトヨリが泳ぐとき 海底でこすれてしまい
長い刻を経るうちに 無くなったのではないかと推測できます
とご返事下さいました

私は金糸が1本でございますことには
何か確固たる意味があると考えております

教授先生
私は一介の市民でございまして どのような研究者でもございません
けれども イトヨリを見かけるたび
なぜ金糸が1本かをご存じの方がいらっしゃれば その方がお持ちの知識を
ご開示いただくことが叶わないかとの気持になります

教授先生
教授先生にお尋ね申し上げるようご推薦下さいましたのは
研究面で以前近大とご関係のございました方からです

お忙しくなさっていらっしゃる教授先生
大変申し訳なく存じますけれど
どうぞよろしくお願いを申し上げます

私は
chii3829@yahoo.co.jp  です
ちい拝





近畿大学の 教授先生からご返事いただけました

From:○○ ○○
発信元:yahoo.co.jp
To:chii3829@yahoo.co.jp
2016/2/28, Sun 20:18

ちい 様
初めまして

近畿大学の○○ ○○です。
ご質問、ありがとうございます。

時々、このように一般の方のご質問をいただきます。
そのたびに、新鮮な気持ちにさせていただくので大変うれしいです。

さて、ご質問のイトヨリについてですが、
大変恐縮ですが、私はイトヨリについてはあまりよく知らないのが現実です。

改めて、イトヨリの画像をネットで見てみますと、
イトヨリと近縁のソコイトヨリは尾びれの上葉の先端の鰭条が黄色く伸びていますね。
しかし、同じイトヨリの仲間でもモモイトヨリはそのような伸長はないようです。

よく見てみると、イトヨリは背びれの縁辺から後方へ向かって、明黄色の縦帯があります。
この場合はどうなのかはわかりませんが、魚類は模様などで同種と他種を見分けていると
言われていますし、イトヨリもそのような標識なのかもしれませんね。

浅いコンクリート水槽などで養殖をしていますと、尾びれの下縁がすり切れることが
多くありますが、天然の中では、それは少ないように思います。

イトヨリは生態があまりよく解明されていないように思いますが、
深さ40-100mの泥底に生息すると ありますので、
もし泥に潜る性質があるのであれば、尾びれの上縁はフラッグのような目印になるのかもしれません。
片方だけに黄色い色がついているので、両方が伸びていなくても不思議はないように思います。

本当に幼魚のころから片方だけが伸長しているのかどうか、ちょっと調べてみようかと思います。
美ら海水族館の人も知っていますので、ちょっと聞いてみようかと思います。

わかるかどうかわかりませんが、少し、お時間をください。

○○ ○○
近畿大学 水産生物学研究室





教授先生への私の感謝のmailです
From:chii3829@yahoo.co.jp
To:○○ ○○教授
2016/2/28, Sun 20:52

○○ ○○教授先生
近畿大学 水産生物学研究室さま

早速のご返事に感謝 そして恐縮 本当にうれしく存じます
心からのおん礼を申しあげます

○○ ○○教授先生がお忙しくなさっていらっしゃることはよく存じ上げておりますのに
私の不躾なお願い

「ちょっと調べてみようかと思います。
美ら海水族館の人も知っていますので、聞いてみようかと思います。
わかるかどうかわかりませんが、少し、お時間をください。」

私のような者に 先生のご丁寧過ぎるご返事
いつでも 本当にいつでもけっこうでございます
ご返事をお待ち申し上げます

○○ ○○教授先生
どうぞよろしくお願いを申し上げます
ちい拝








みなさま
以上が金糸に関しまして 中間のご報告になりますけれど
近畿大学の教授先生のお考えは興味深いものです

特に教授先生がおっしゃる
「イトヨリは背びれの縁辺から後方へ向かって明黄色の縦帯があります」 につきましては
私も尾びれの金糸はイトヨリの体内のどこへつながり
そしてそれがイトヨリの体内でどのような働きをしているのか
常に不思議に思っておりました

3月4月5月は大学の教授先生方はお忙しくなさっていらっしゃると思います
けれども あまり長くない将来
ご専門の先生から興味深くまた面白いお話を伺うことができれば と期待大です