昨日から今日へ 大阪の夜景

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昨日から今日へ 今日から明日へ と240年続く美々卯
ご覧の写真は大阪のビズィネスの中心地 淀屋橋から数分の所にあります麺処美々卯です

写真下は 上の写真向かいまして右側から入る小さくも粋な入り口
入り口は小さくとも 座席130 加えまして個室7で 約400人が利用できる老舗です
喧騒の御堂筋から西へほんのふた筋 老舗らしい佇まいが特別な風格を醸し出しています

こちらを代表致しますのは うどんすき
お造りでいただけるような車海老 鰻 穴子 鯛 蛤 地鶏 どんこ椎茸 里芋 特製飛龍頭
こしの強い太めのおうどん それに*宗田目近と利尻昆布からとる 澄んだおだし

海老はこのまま 活きたままおだしに入れて下さいね
うどんすきのお鍋の外まで飛び跳ね出るかもしれませんけれど とお店の方は笑われます

うどんすきは うどん-好き  からのようです
お店の冊子には この「うどんすき」の名前は私共美々卯が1928年 登録商標を致しました
特許庁に登録の手続きを済ませた商標です と書かれています

きつねうどんから始まる殆どの麺類が普通にいただけますけれどランチタイムは混むのが難点
暫らくご無沙汰していました

美々卯は麺処と申しあげましたけれど 昔は懐石料理店 大阪の堺から始まりました
こちらでは普通の麺類の他 今でも懐石料理やしゃぶしゃぶがいただけます
また うどんすき懐石なども用意されておられます
大阪に15店舗 東京に7店舗 京都に2店舗 名古屋と横浜に1店舗づつの展開です

大阪ではうどんを おうどん と親しく呼びます
私は麺類頂きます時はおうどんでなくおそばなのですけれど こちらでは おうどんです

私には 大阪を代表する麺処はここ美々卯と 大阪ミナミ道頓堀が本店の今井さんです
ただ お店構えでは 美々卯の佇まいに 連綿と続く素朴な昔の風情を見ることができます
その風情を守るため密かに入念なお手入れがされている様子で あたりの気配まで静かです




頂きましたおうどんの写真の投稿はやめておきます
食の写真のなかでも 麺類の写真は私には手に負えません






*宗田目近
いわゆる 「節」 の1つで宗田節は宗田カツオから作り 目近節とも呼ばれます
西日本では マルソウダガツオを目近とよび それから作る節を目近節と呼びます
普通のカツオ節に比べまして濃厚でカツオ節よりいくらか小さめ
高知の土佐が産地として知られています

私が通います料理教室は懐石料理の教室です
懐石のおだしは宗田目近ではないと思います
宗田目近は カツオの赤身を取り除かないので濃厚 麺類には適しているのでしょうけれど
一般に懐石料理のおだしは お魚類などの赤身からの濃厚さはないほうがよいようです