大阪の夜景 節分のオニさん

イメージ 1

ご覧の写真は痛いひいらぎもなんのその
懸命に人間世界に遊びに来る さびしがり屋の節分オニさんです

あすは節分
皆様 豆まきのお豆はご用意なさいましたでしょうか
大阪生まれ 大阪育ち 生粋の大阪の物知りさんに先日お話を伺いました

マンション(アパート)での豆まきも多いこのごろ
マンションアパートのすべてのドアや窓を大きく開け
元気よく力いっぱい一粒の豆で 鬼はぁ~そとぉ !
同じく一粒 福はぁ~うちぃ !

それをくり返します
ドアや窓に一粒づつです

厄年や年男の男性は 年の数だけ豆を白い紙に包み
誰にも見られないように近所でもかまわないので 必ず四つ辻で捨てます
厄払いですから決して誰かに見られてはいけません と物知りさんは真顔です

節分は中国の行事に由来 遠い遠い昔に日本に伝来とのことです
それは疫病の鬼を追い払う儀式
厄払いのため鬼に石を投げて追い払うもの のようです
鬼の目ん玉ぶっつぶせぇ~ !  
の掛け声

行事として日本で定着するにつれ 危険な石から豆に変った とのお話です
あのね このことはね 昔の日本の古書にも書いてあるんだよ と物知りさん

人の心の中には3匹の鬼が住んでいるといいます
欲の鬼 怒りの鬼 愚痴の鬼 豆まきはこれら迷いの鬼をも追い出すともいわれます

節分は 人懐っこい節分の鬼と人とのユーモラスな交流の場
和泉流狂言野村万蔵家で新作狂言として上演されています


やんれ ほんれ こんやはほんにせつぶんかぁ
やんれ やんれさ
やんれ やれ こんやはせつぶん




節分の鬼と人はお酒を酌み交わしながら 歌えや踊れ
朝までかけあいます

節分です