大阪夜景 夜空に思うこと

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先日まで この場所での広告塔には空きスペースがかなりございました
最近殆ど埋まりまして 空きは見られません
急に借り手が出来たようです

写真は陰影のない平たいものでございますけれど
見ながら思う事がございます

経済は約半年先を先取りすると申します
ここの広告塔の空きスペースが埋まりますことは
半年 6か月先の日本経済の上向きを示すものでございましょう

先週の5月29日 日経平均株価は 年初来高値を更新
終値で9500円を7カ月ぶりに回復しております
これは明らかに市場が半年先の日本経済を良い方に予測したものと考えて良いと思います

良い指数はほかにも出ております
政府の5月の景気判断でございますけれど 全国を11地域に分けた調査では
7地域の景気判断を上方修正されておられます

下方修正が続いた数値からの上方修正でございますので
手放しで喜べることではございませんけれど

これは皆様 2年9か月振りのことなのです

上方修正は 東北 北関東 南関東 九州 東海 北陸 中国
近畿は残念ながら横ばい(据え置き)

けれども懸念材料も多く存在致しております
先ず為替
これは大きな問題で簡単に論ずることはできません

次に失業問題
ILO 国際労働機関は先日 2009年の世界の失業者は2億3千9百万人になるとの予測を
出されておられます

日本の失業率は5%にも達し 安定したお仕事を持つ人は15カ月連続の減少
それは今後も続くとみられております

日本政府は5月30日 雇用対策で雇用調整助成金を6千億円積み増し致しました
企業が労働時間を減らし乍ら派遣を雇い続けた場合 年間1人当たり45万円を助成する仕組み

問題の介護の分野では1人当たり月1万5千円の賃金上昇を図られるようでございますけれど
まだまだ少なすぎて雇用創出につながるかどうか 私には はなはだ疑問です

景気を回復させるには内需の新開拓 個人消費の拡大が前提でございます
けれども賃金は下がる傾向 失業率は上昇の傾向 これでは個人消費は期待できません

アジアへの輸出は大事でございましょう
日本経済の行き先はしばらく低迷かもしれませんね

ともあれ賃金が上がらない限り内需の活気にはつながりません
2,3年前 賃金を上げる機会は明らかにございましたのに 企業は設備投資に走り
株主への遠慮から配当に回したのです

景気は最悪期を脱したのかもしれない はまだ確定したわけではございません
けれども 行きつ戻りつを繰り返しながら良い方向に向かうと信じております

ご覧の写真 
先日までの広告塔空きスペースが 最近急に埋まりました少し明るい大阪ミナミの夜空です