1年の健康を希う七草粥

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ごらんの写真は 七草粥の七草です
お正月に邪気を払い病気にならないよう7種の新芽の若菜をいただく儀式のようなもので
健康な1年を送れるように希う お正月7日の朝粥です
私達の実習は去年の12月でした

写真白いお皿の中
ごらんになりにくいとは思いますけれど下の すずな(かぶ)と すずしろ(お大根)の上時計回りに
芹 薺 御形 繁縷 仏の座 菘 蘿蔔

健康を希う七草粥の起源は中国
日本では平安時代の初めごろ広まり七草の囃子ことばで謡いながら細かく切ったようです



❖芹(せり)
古事記万葉集に書かれている野草で湿地や田圃周辺に生育しています

❖薺(なずな)
始めて見る難しい漢字で 食用や薬草として使われます
果実を引っ張るとぺんぺんと音がするのでぺんぺん草とも呼ばれます

❖御形(ごぎょう)
母子草ともいいます
御形はお餅に入れて搗いていたようですけれど母と子を搗くのは良くないと
お餅のほうは ヨモギに変えたそうです

繁縷(はこべら はこべ)
茎は紫色
地上を這うように自生します

❖仏の座(ほとけのざ)
小鬼田平子(こおにたびらこ)とも呼ばれます

❖菘(すずな)
鈴菜とも書く蕪のことです
蕪は頭のことだそうで薬草としても使われたようです

❖蘿蔔(すずしろ)
清白とも書くお大根で すずしろは 春の七草の時に使われる呼び名のようです




七草粥の作り方は好き好きで良いと思いますけれど その中の1例

先ず 炊いたご飯をお水で洗いざるにあげて置きます
七草のお野菜は洗い 茹でないですべて一緒に細かく切りおきます

土鍋におだしを入れ 洗ったごはんを入れ短時間炊き 美味しいお塩でお味を調節
最後に細かく切った七草を入れてすぐ火を止めますときれいな緑のお粥の出来上がりです
事前にごはんを洗いますと七草粥はあっさりの出来上がりとなります

みなさま
明日は7日 七草粥をいただく朝でございますね
ごらんの七草若菜はすべて京都産です