大阪夜景 お金では はかれないけれど

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お金でははかれません
こちらは ホンモノ で ホンキです

本湖月さん 法善寺横丁はお椀ものに 北大路魯山人作 10客1000万円をお使いです
考えますと一客100万円はこのあたりでは驚くほどのことではございませんけれど
それでもお金でははかれないほどの料理人の料理に対する誇りが伝わります

仮に1客が1000万円でございましょうともお椀はお客様のために使われると思う位
料理人自身は創り出すものを誇り 器は使ってこそ その美しさが表現できると
はっきりされておられます

魯山人作です とさりげなく仰る店主

美しい器ばかりです

天草の陶石を手臼でひき白の磁器を作られる*舛田 楞(ますだ りょう) さんの白の器
今日本全国の料理人さん達が熱い眼差しを向けられます

白でありながら青に近いやわらかいお色が心で感じられる器 形はシンプルそのもの
料理人さん達は 料理への想像力を刺激されると申されます

**壺壺とと申しまして八寸などにお使いの器の蓋をとりますと中に日本古来の
扇の美しいもようなど 金蒔絵が描かれた色漆
こちらは1客10万円位でございましょう

これら高価なお椀は1カ月たつとお手入れと申しましょうか
修繕に出されないと美しさは保てないと仰います

こちらの***カウンターに席が取れますれば幸運です
中のお料理はすべて見ることができます
お料理のプロセス 盛りつけ 修業中の料理人さんは緊張されるでしょう

店主はお食事の進み具合を見て次のお料理に取り掛かれます
またお客の反応などが直接感じるので勉強になると仰います

お酒は錫のとっくり 錫はお酒をまるく まろやかにいたします
錫はお水を浄化するといわれます
お酒により 純銀もご使用です



*舛田 楞さん
9年近く前50歳で鬼籍 彼の亡き後作品は脚光をあびる

**壺壺
口がいくらか狭く 中ほどはふっくら 底が平たい 土器

***カウンター席は8 9時半には閉められます